丸2日経って貰ったコメとか読んでたらだいぶ落ち着いてきて、自分の中でのこのMADの位置づけがはっきりしたのでいきなり後記書いてみます。
エンコ色々ためしてますがどうにも良くならず、音ズレも音がズレてるんじゃなくてどうも動画の尺がおかしい。
PEやAviUtl上では合っててもUPすると「こっち合ってるけどあっちがズレてる」シーソーみたいなことになって原因わからないのでとりあえずこのまま行っちゃいます。中途半端で申し訳ないです。
とにかく長いので注意
【ニコニコ動画】アイドルマスター 美希x春香x雪歩「JOKER / X」
ROCKET DIVEの後、速攻で候補がポシャって次の曲も作りかけたもののプロジェクトから素材からミスでジェノってしまったり、紆余曲折の末辿り着いたJOKER
ROCKET DIVEがらみでXが懐かしくなったんでCD掘り出して聴いてるうちに「Xで作りたいな」と思っていたんですが、2曲目ポシャってからhideからHIDEで「Xで行ってみよう」ってことに。
『Easy Fight Ranmbling』とか『Sadistic Desiere』、『Stab Me In The Back』等を候補に上げつつ、やはりアイマスと合わせるにはキツすぎる曲ばかりなので、一番アイマスに向いているであろうJOKERを選びました。
『Stab Me~』とかで作れたらいいな、とは思ってますが、コメ頂いているようにXの曲って全体的に長過ぎて観てもらっても最後までもたない、ってことがあると思います。
間延びしたら最悪だし曲が曲だけに詰め込むにも限界があります。この曲もXとは思えないPOPな曲ですが、それでもそこはX、そんな軽い曲じゃないし前後のSEを全部カットしてもやはり5分は観る方として考えてもしんどい。
個人的な
タテマエとしては「素晴らしい曲があってそれに映像がついてくるようなモノが作れればいい」なんて思ってはいるんですが、作った以上たくさんの人に何度も観てもらいたいのが本音だし、観てくれる人はやはり『曲』を目的でクリックするのではなく『動画』を観に来てくれてるわけで、いくらいい曲でも5分の曲をただ聴くのと5分間動画を観るのとは別物です。
動画を観てもらえれば自分の好きな曲を聴いてもらえる、という都合のいい考え方もできるわけですが、やっぱりHMやHRはエンディングやら間奏も長いし簡単に『最後までダレずに観て貰えるか』(=また観よう、この曲いいな)ってなるかと言えばなかなか難しいところではあるのです。
まぁこの辺はわかってたことで、観る側もただ時間とサムネだけで観る観ないを決めるわけじゃないんだし作りたい曲なんだからいいんじゃなーい、ってとこです。「Xでアイマス?どんなもんだ?」って興味持ってくれる人もいるだろうし。
アイマスにXでガチってことも含めてカッコ良く言えばチャレンジです。行動はカッコいいかもしれないが、書いちゃうと妙にカッコワルイ
んで、この曲って当時のXファンなら知ってて当然だけどXの中では知名度が低いような感じがするんですよね。もちろん人気ある曲だとは思うのですが。
Xの曲としては浮いてる印象で、良い意味で「
Xらしくない」曲です。
XってやっぱりYOSHIKI色の強い、血とか痛み、死の香りのする重厚で攻撃的な楽曲のイメージがあるから、この曲のイメージとあわないのは仕方ないっていうか当然ですけどね。ファンが選ぶベストにも入って無いし。
自分もXの中では一番聴いたしめちゃくちゃ好きだけど『Xの中で一番好きな曲は』と言われると他の曲になりそうな、不思議な位置づけの曲だったり。
(ちなみに『X』としてのTOP3を選ぶなら上の3曲。中でも爆発寸前GIGの『Stab Me~』が一番カカカカカカカッ)
とはいえROKET DIVEで爆発しているHIDEの感性がこの曲でも存分に暴れ回ってて、とてもカッコイイ、純粋なR&Rです。それをXが演るからこその意味があるんでは無いかと。そしてそれをアイマスでやることの意味は…さぁ…
瞬間的に差し込んでる静止画の中には『JOKER』のPVやLIVE、アルバム『Jealousy』のブックレットをリスペクトしてるものもあるんですが、知ってる人はわかるかも?ってレベル。少なくとも自分ならわかるレベル。
そういや『NFL』っていう整髪料のCMに使われてました。エミット・スミスとかが出ててNFLヲタの自分はかなり喜んだ記憶があります。整髪料は買ってませんけど。
まず最初に書いておかないといけないのは、投コメにも書いた歌詞について。
字幕に入れた歌詞は『5枚の
カード 3つの夢』としてるんですが、JealousyやSTAR BOXの歌詞カードとかネットで見つかる公式の歌詞は『5枚の
コイン 3つの夢』です。ネットではごく一部「5枚のカード」と書いてあるサイトもあって余計混乱したんですが、比較的最近発売のSTAR BOXですらコインって書いてあるんだからコインでしょう。
シングルは持ってないので確認してませんが同時期発売のJealousyと同じかと思われます。
だけどどう聴いてもコインの発音じゃないんですよね。LIVEだとTOSHIは完全に『カード』と歌ってます。いくらなんでも『コイン』を『カー』と発音する人はいないだろうし。
レスポールを持つHIDE
5:40
青い夜
自分は英語ほとんどできないのでネイティブの発音とかわかりませんが、さすがにカードとコインの発音が別物であることくらいはわかります。
後の曲でTOSHIの英語の発音に納得できずにリテイクや修正を繰り返した完璧主義者のYOSHIKIがなんでこれはそのままにしたのか謎なのです。音源の修正ができないなら歌詞カードの方だけでも、とか。
他にも2回目のサビの入りで『
We’re the JOKER』ってとこも『
READY』か『
BABY』みたいな感じですね。
ここは何と歌ってるのか特定できなかったのと、『JOKER』との繋がりをどう取ればいいかわからなかったので歌詞カードのままにしてます。『JOKER』だけでも良かったかなー
やっぱりWe're theって歌ってないよね。
まぁ何をどう歌ってようが曲がダメになってることはないんですけど、誤字なんかではなく意図的に公式とは違う歌詞を載せるってことが多少なりとも後ろめたいので最初に言い訳させていただきました。
歌にケチつけるのはここまでにしてやっと作成後記です。どんだけ前置き長いんだ。
まずキャスティング。
美希・春香・ゆきほの3人にしたのは3人ともオールマイティで敵にも味方にもなるJOKERっぽい不安定な部分があるように思うからです。
特に美希は箱版から加入、素美希⇒覚醒、SPで移籍など他のキャラにはないイレギュラーさもあってJOKERっぽいなってことで真っ先に決定。
一人ちんちくりんがいますが、思ったほど気になる差では無かったし髪も全員茶髪系で長さも同じ位なのでスムーズに決まりました。
他の構想としてはディーラー役は美希だけ、サビで覚醒美希にチェンジ+春香とゆきほが入ってくる形や、ディーラー役とJOKER役を別にして入れ替えるってのも考えてましたが、素美希の髪の重たさが我慢できそうに無かったりディーラーとJOKERの配役に「コレだ!」ってのがなかったので今の形に落ち着きました。
サビも3回あるし一人づつパート分け=順番にディーラーが交代していくって感じでしょうか。
今回、演出面でのテーマっていうか、詞のとらえ方みたいなのはSwindling boyをイカサマ師として、カジノでイカサマ使って荒稼ぎするはずが…これはまぁそのまんまですね。
で、そのイカサマ師をわかった上でニコニコしながら見てる3人のディーラーが、どっちに転ぶかわからないJOKERだった、みたいな感じ。
3人のダンスがライブハウス、ソロがアリーナなのは、ライブハウス=バックルーム、アリーナ=フロアというとてもわかりにくいイメージを表現させていただきました。バックルームでは3人でちょろちょろしながら
指名もらったらアリーナで一人づつお仕事。
わからん
最初から全体のストーリー展開とかあまり考えて無いので通してみた場合変なことになってるかもですけどね。
で、動画の方ですができることを全て詰め込んだ感じの作品で、自分なりに細かい修正も繰り返して今までで一番納得の行く形になったと思います。もちろん修正したい、こうしたらいいかな、ってとこはまだまだあるんですが、それ追って行くと永遠に完成しないのですよハッハッハ
それでもなんていうか「やれることはやりつくした」ってことで言えばレッフラを超えられたような気分です。
各パートごとに何かこだわりがあるわけでも無いんですけど、なんとなく雰囲気が違いますね。
まるでヒトゴトですが、反面サビ部分は三つとも違う形にしたいと意図してたのでその辺はなんとかなってるように思いますがいかがでございましょうや。
では順を追って。
まずイントロ前の部分で、ここ最後に作ったんですがどのあたりで切るかに悩んだトコロ。
これはアルバム『Jealousy』のVerなんですが、ジャリジャリと歩く音が響いたあとドアを開けてカジノに入るって感じのSEが入ってて、それ自体はカッコイイんだけど全部使うと最初のシャッフル音まで25秒くらいあってどうやっても間が持ちません。前後のSE全部入れると5:30超えるしさすがにそれは…
かと言ってシングルVerのいきなり『Ready?』ではせっかくのカッコイイSEが使えない、ってことでシャッフル音を二回使えるような感じにしました。
表示が5分を超えないようにしたいな、とは思ってましたがここまで来たら収めるのはとっくに諦めてて、逆に「5分超えさせよう」みたいな開き直りもあったので全体の尺は考えずこの部分だけを考えて切りました。
『JOKER』の文字は同じのを5つ重ねて1文字づつガベージマットで切り抜いて基本3Dで寝させたやつを起こしてます。
2回目のシャッフルは左右のカードが上手く重ねられなかったんですが、なんとなしにシャッフルしてる感じは出てる、でしょ!
シャッフルから抜け出たカードが裏返ったら白紙のJOKERで、それがまっすぐ向かってきて「Ready?」
「Ready?」までの一連の動きは一番最後にバタバタッと作ったんでカクつきはあるけど思いの他いい感じになりました。
背景とか考える手間も無かったし相当楽してますが。
ここからやっと前奏が始まるんですが、静かーなSEから一気に
やかましいイントロに入ります。
3発目がギターの入りとかぶっててゴチャきつつそのまま流してダンスへ。
やっぱ半目っていいよね(〒_〒)
ゆきほだけが半目なのは美希と春香の半目ショットがイマイチ気に入らなかったのが原因。それならそれで3人とも揃えろってモンですが、半目使いたかったんです。
ここは最初シルエットだけ動いてその後ろに名前が出てくる感じにしてたんですが、もう一ひねり欲しかったのでギターに合わせて切り抜きカットを入れました。
今見るとここもゴチャゴチャしちゃったなーって感じですが、まぁキャラ紹介パートでもあるのでそれがわかればいいかな、な・ん・て!
踊ってるのと切り抜きカットとをポーリー/パンゴシに分けようかとも思ったんですが、抜きはパンゴシのみと決めてたのでこの形になりました。
後半作ってる時に765comm@nd・改が発見されたので素材を差し替えたんですがやっぱかなり違いますねー。自分は抜きのとこは青のやつからクロマキーとブルーキーで抜くだけなので映りこみが激しかったんですよね。グレーバック用意とか当然のごとくしてません。この辺のいいかげんさが俺クオリティ。
春香はそれだけでも結構良く抜けるんですが、美希の肌とゆきほの頭頂部への映り込みや色抜けがひどかったりしただけに非常に助かりました。
しかしL4Uってバグなのか仕様なのかわからないMAD向けの裏技が多いな…バンナムめ…ありがとうございます。
イントロ部分はリレだけでまとめてて、リレのダンスはカッコイイのでもっと他に使いたいなーって感じもしたんですが、カッコ良過ぎて逆に他のダンスと合わないってこともあるのでここだけにとどめてます。
リレのイントロはレッフラでもそのまま使いましたがシャープでホントにカッコイイ!
美希パートの序盤は結構流し気味。
画面動かしたりミラーボールを月にしたりしつつ問題の『5枚の
カード』部分です。前述したとおりコインverも作ったんですが、カードと違ってコインには多少厚みがないといけません。
2Dの素材を「3Dっぽく動かす」ことはできても「3Dにする」ことは少なくとも自分には無理でした。ドロップシャドウとか画像を何枚も重ねてみたりとか色々試したんですが、表面の陰影とかもあってペラペラ感が消えず、なんとか立体感出たかな、と思ったら動きが揃わなかったりして断念。この形とは違って画面上から25セント、10セント、1セント3枚で38セントってのを作ったりしてみたけどやっぱりしっくり来なかったし、実際観ても38㌣ってわかんなかったので最終的に「もうカードでいいやw」ってなりました。聴くだけならカードだしね!
それにここでカードを使ったことで他のパートでもカードを使いやすくなって、当初の予想を大きく超える量のカードを使ってしまいました。
カードのデザインはアルバム『X Singles』のジャケットの上下を引き伸ばして角を丸く落としただけです。元のデザインがいいだけにサマにはなってると思いますが、丸くした角の部分が小さ過ぎてよくわからないのが切ない。
「3つの夢」
というより欲望
スク水はちょっとアレだったかwwww
まぁ一瞬なのでOK
カードの角度的に春香さんの顔が隠れてしまったのが申し訳ないなーって感じ。
続いて「街に出よう」のとこ。美希のこの顔をどうしても正面から入れたくて、そのままのカメラだと部分的に完全にあっち向いてしまうのでカメラでおっかける形に。
まぁそのへんは普通ですがここで色気出して「どうせなら後ろのスクリーンをJOKERにしよう」と。そうするとここにそれやったら当然他のスクリーンに映ってるシーン全部に入れないとやっぱ変でしょ、って。
なので肘くらいしか映ってないような、見た感じわかんない部分も全部スクリーン変えてます。
L4Uだから変えるのは別になんでもないんですけど、とにかくめんどくさかったってことをお伝えしたかったのです。
デニムのドレスに鉄槌が振ってくるシーンを挟んで美希パートの見せ場。
一応弾飛ばしてますが、それはサビに繋げるためのものでそれほど演出としては意味は無く、光る背景の方が大事だったり。
光らせたステージのシーンに抜きのシーン重ねてるんですが、ステージのと抜きのやつって光源の違いか環境光の違いかわかんないけど色調があわないので、ステージが光るタイミングと抜きキャラが乗るタイミングを違和感なく繋げるのに苦労しました。重ねるの早すぎるとステージで浮いちゃうし遅いとステージの色調変化が激しいのでなかなか楽しいことに。まぁ後ろの光が目を引くはずなので『違和感』ってとこまでは行ってないかな、と思っております。
弾も相当がんばって形を変えて動きを出してみました。フォトショで作った弾を1フレームごとに形変えて配置してるんですが、そのおかげで60fpsで書き出せなくなりました。まぁ補完で60fpsで書き出しても動くことは動くんですが弾の形が違うためにすんごい変なことになっちゃうのです。
60fps編集させてくれ!と心から思った時期ですね。
美希パートの星空ステージは見たままロケダイとほぼ同じです。背景も使い回し・ω・
自分としては美希パートの見せ場はサビ入る前の『ぼいんぼいーん』まで。特に『ぼいんぼいーん』は今回のMADでもかなり好きなシーンです。やっぱTAIJIのベースは最高だぜ。
ステージは以前blogに載せて「使わない」みたいなこと書いたやつも使ってます。最初はゆきほも春香と同じような鎌持ってたんですが、いつの間にかこんなことに。
まぁ自分の中でゆきほってやよいに近い、いじりたくなるキャラなんです。
あとコメでも指摘もらいましたが『女神をBEDに連れ込め』のところでりっちゃん入れたかったんです。
どうせやるなら3人のダンスは形崩さずに、ダンスモーションかカメラアングル使って普通のりっちゃん⇒髪下ろしたりっちゃんへと一連の動きとして演出したかったんですが、コレダ!ってのにならず結局諦めました。
ゆきほにショベル(シャベル?)持たせといて言うこっちゃ無いんですが、入れたら入れたで強烈なネタ臭がしたからってのも諦めた理由ではあります。
以上、イントロから美希パートのまとめです。
こんな調子だと後記だけで大長編になりそうな悪寒がするけど、それだけ語りたいことの多いMADなのです`・ω・´
PR